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「プロセルピナ・NextGeneration」の「コンプライアンスAd」 |
♚ 「プロセルピナ」AntiAdの先にあるもの 「プロセルピナ・プロジェクト」のターゲットは、コンプライアンスAd 「プロセルピナ・プロジェクト」の最終ターゲットは AntiAd による未承諾広告の排除に留まるものではありません。 プロジェクトが目指しているのは コンプライアンスAd という、新しいWeb広告のあり方の実現です。 これは 混入する未承諾広告を徹底排除した上で、 ユーザーとの合意の下にある広告のみを表示しようというもので、 次世代「プロセルピナ」 (PROSERPINE NextGeneration) のメインとなる機能です。 ♚ 広告料を貰わなければいけないのは、実は あなたでした。 今までだまっていてゴメンナサイ。 駅の広告。ビル壁面の広告。電信柱にクルマ。 街にはたくさんの広告スペースがあります。 それらは誰かが勝手にポスター貼ったり、落書きしたものなのでしょうか。 もちろん、違います。 広告の場所を提供されて、権利者との合意の元で、表示されています。 ですから 場所を提供してくれた人に、当然 賃料が入ります。 広告において、それをどこに表示するかは非常に重要なポイントです。 そもそも表示する場所が無ければ、 よく撮れた広告写真も センスのいい台詞も、何の役にも立たないどころか 文字通り日の目すら見ないからです。 キレイに刷り上ったポスターも 貼る場所が無いなら 「真新しいゴミ」 にすぎません。 ここでちょっとPCの画面を見てください。 あなたの画面を埋め尽くしている チカチカと鬱陶しいネット広告は一体、何なのでしょう? 誰が表示する場所を提供しているのでしょうか。 誰が高価な大型ディスプレイを買ったのでしょう… そう、ユーザは今まで、タダで広大な表示場所を提供してしまっていたのです。 本来ならあなたに、広告収入がなければいけません。 もちろん、広告を表示するかしないか、するなら幾らかといったことは PCの前にいるユーザーが自由に決めることでなければいけません。 では、どうやって? その解決を具体的に実現しようとするのが 次世代「プロセルピナ」 (PROSERPINE NextGeneration)構想 なのです。 ♚ 「コンプライアンスAd」のシステム ここで、次世代「プロセルピナ」 (PROSERPINE NextGeneration) の「コンプライアンスAd」のシステムについて説明します。 「コンプライアンスAd」のシステムではまず、 ユーザーが広告料を決めるところから始まります。 例えば、 「単位面積(10px*10px など) あたり 200円」 といった感じで決め、それをユーザのPCで稼動している「プロセルピナ」に設定します。 もちろん、この単価設定はいつでも自由に ユーザが変更できるものです。 「プロセルピナ」が表示を許容する広告は全て、表示面積と表示価格のタグを含みますから (この基準に満たない広告は削除されます)、 「プロセルピナ」は各広告について、ユーザが設定した 「単価の条件」 に適合するかどうかを判定し、 適合したもののみを、Webブラウザ側に透過するように働きます。 「プロセルピナ」は、広告を透過させた時点で、 そのことを加入しているISPに通知します。 ISPでは、ユーザに送信した広告の履歴と、ユーザの「プロセルピナ」から通知された透過通知を照合し、 ユーザに広告料を支払います。 ISPは一方で、広告業者に広告料を請求します(これにはユーザに払った広告料が含まれます)。 広告を全く表示させたくないなら、非常に高い単価を設定すると良いでしょう。 逆に広告収入が目当てなら 単価を思い切り下げて、画面を広告だらけにすれば良いわけです。 全てはユーザの自由です。 「次期プロセルピナ」で実現される「プラスの広告効果スパイラル」 (クリックで拡大) 現状の「不幸のトライアングル」(「プロセルピナ」の無い状態) (クリックで拡大) これが「プロセルピナ・プロジェクト」で考えられている「コンプライアンスAd」で、 広告の有無や量はユーザが自由にコントロールすることができるという 新しい広告のあり方です。 これまでのWeb広告では脇役(=土管的)にすぎなかったISPに 重要な役割が要求されるなど、 大掛かりなシステム構築が必要になる為、今すぐに構想が現実化するわけではありませんが、 「プロセルピナ・プロジェクト」はこのコンセプトをゴールとして、 進化を続けます。
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