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部分暗号化
「プロセルピナ」は、PGPや S/MIME による暗号化メールを使用できますが、 暗号化メールの送受信をより容易に利用できるように、 共通鍵方式による独自の部分暗号化機能を持っています。 この機能では、メールのメッセージ本文の一部分のみを暗号化するといった使用が可能です。 共通鍵方式なので 暗号化と暗号解除の鍵は、同じ文字列を使用します。 相手も同じ「プロセルピナ」でメールを送受信している場合にのみ利用できる機能ですが、 暗号化には 高信頼性で一般的なラインダール(Rijndael)方式 で実装されていますので、 「プロセルピナ」でなくても 暗号を解除するアプリケーションを作成することは容易です。 Fig.1: 部分暗号化したメールの例
メールの暗号化に使った鍵を暗号解除に使用する場合、次の3種類の方法があります。 (1) キーボードから入力 (一般的な方法) (2) 鍵を格納したファイルを指定 (3) インターネット上のURLを指定 (1)はメール送信者が暗号化の際に使用した文字列を、受信者に別の手段で通知し、受信者がそれをキーボードから入力して暗号解除する一般的な方法です。 (2)ではメール送信者が暗号化の際に「鍵ファイル」を作成し、受信者に別の手段で渡し、 受信者が暗号解除の際にそのファイルを指定する方法です。 (3)は上記2つと多少趣が違います。メール送信者が暗号化の際に、ある特定のURLを指定しておきます。 受信者が暗号解除しようとすると、「プロセルピナ」は、そのURLから鍵を自動的にダウンロードして暗号の解除を試みます。 この場合、鍵はインターネットによって一般に公開されているので、厳密には暗号化メールではありません。 この(3)の方法を使う目的は、ある一定期間、内容を秘密にしておきたい場合です。 暗号化したメールを先に送っておき、時期が来た時点で送信者が鍵をインターネットで公開します。 受信者は送信者が鍵をインターネットで公開するまで、 メールの内容の「一部分」を知ることができません。 例えば、抽選の当落をメールで伝える場合などに利用できます。抽選時期になってから抽選を行い、当落を書いたメールを一斉配信する場合、 先に送ったメールと後に送ったメールとの時間差が問題になることがありますが (特に当選者が次のアクションを行う権利があり、そのアクションに優先順的な要素がある場合)、 鍵ファイルをひとつサーバにアップロードするだけなら、受信者が配信待ちになることによる不利益がありません。 また逆に、鍵ファイルをインターネット上に最初から置いておき、ある時期に削除することで「期限切れ」によって メールを解読できなくするといった使い方も可能です。 ■ 部分暗号化の解除 受信したメールの表示を見て、部分暗号化された部分が含まれている場合、 View部メインフォームのメニューから 「File > 部分暗号化を解除(Decrypt)」 を選択します。 暗号化の際に、鍵の場所としてインターネット上のURLが指定されていた場合、自動的に暗号解除されます。 それ以外の場合は、ポップアップしたフォームから鍵となるパスワードを入力します。 鍵がローカルファイル、またはインターネット上にある場合、 「キーファイルを使用 (Use Key file)」 のチェックボックスをチェックし、 キーファイルとしてディスクのローカルファイル、またはインターネットURLを指定します。 ■ 受信メールの一部を暗号化する メッセージエリアに表示しているメールを部分暗号化し、 それをクリップボードにコピーしておくことができます。 クリップボードの内容は、送信するメールに貼り付けるなど、自由に利用できます。 パスワードなどの重要な内容を普通のメールで受け取ったときに、それを部分暗号化して自分宛に送信し、 元のメールは削除するなどの用途で使用できます。 → 受信メールの一部を暗号化する ■ 送信メールの一部を暗号化する メール作成フォームで、 作成するメールの一部を指定して部分暗号化します。 → 送信メールの一部を暗号化する |
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