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ページ編集系
「ページ編集系」のフィルタ定義は、 主に「サイト個別フィルタ」で使用されます。 概要サーバ上のWebページを取得する際、Refererヘッダの値を指定したものに置換、または Refererヘッダを削除します。 Refererヘッダが無かった場合は、指定された内容で新たに追加します。 「プロセルピナ」version1.05 で追加されたAntiAdフィルタコマンドです。 Format: RefSw TargetHost path new_referer フィルタ種別識別子: RefSw TargetHostで指定する書式は、 !DIVコマンドなどの他のAntiAdフィルタと違って、 終端一致指定ができないことに注意してください。 先頭を . (半角ドット) で開始したTargetHostの指定はできません。 × .example.com ○ test.example.com 【参考】 AntiAdフィルタコマンド(ページ編集系)でのホスト指定 Refererを削除するだけの場合、new_referer の指定を省略します。 【削除する例】 RefSw www3.example.com new_referer に * (半角*記号) を指定した場合、RefSwコマンドで登録したReferer設定の登録を 解除します。 【登録解除する例】 RefSw www3.example.com * 複数登録時の優先順位次の3つの、サイトAを対象としたRefSwコマンドが実行されているとします。 1. RefSw test.example.com / http://hoge.example.com/hoge.html 2. RefSw test.example.com /~user/lain/mypage/ http://mypage.example.com/index.html 3. RefSw test.example.com /~user/lain/ http://lain.example.com/lain.html この場合、 http://test.example.com/~user/lain/mypage/info/profile.html にアクセスする場合に適用されるRefSw登録は、 path部が最も長く一致した 2. になります。 (コマンド登録順序は関係ありません) 同じように、 http://test.example.com/~user/lain/layer13.html にアクセスする場合は、3. が適用されます。 Referer併記URLとの優先順位Referer併記URLでWebブラウザからアクセスした場合、 そのReferer指定値が RefSwコマンド登録より優先してRefererに設定されます。 【Referer併記URL】 Referer Complemented URL "http://~(base=//~)" の形式でreferer値を指定するURL表記方式 → Referer指定アクセス (Referer併記URL, Referer Complemented URL) 【例】 次のRefSwコマンドが実行されているとします。 RefSw test.example.com /~user/lain/ http://lain.example.com/lain.html この場合、 http://test.example.com/~user/lain/layer13.html にアクセスすると、RefSwコマンドの登録が適用されて Refererヘッダは Referer: http://lain.example.com/lain.html と設定されますが、Webブラウザから次のような Referer併記URL http://test.example.com/~user/lain/layer13.html(base=//www.example.com/x.cgi) でアクセスした場合は、 Referer: http://www.example.com/x.cgi が設定されます。 使用例:ストーカー対策個人でサーバを立ち上げている場合はもちろん、 レンタルサーバやBlogなどのサービスでもrefererの収集は行われ、 ページの管理者に有益な情報として提供されています。 Refererにより、ページの管理者は、何処からアクセスがあったのかを簡単に知ることができます。 オンラインに置いた個人的なリンク集や、オンラインのブックマークから参照した場合、 個人が特定されることも珍しくありません。 コンテンツに興味があって定期的にサイトを訪れていると、 そのサイトの管理者がコンテンツだけではなく ページ管理者個人にも興味があるのだと勘違いして、 厄介なトラブルが発生することもあります。 特に女性が男性のページを参照していた場合には深刻な状況に発展することもあり、 Refererヘッダを完全に削除する機能を持っているセキュリティソフトも多く存在します。 「プロセルピナ」のRefSwコマンドは、セキュリティソフトより柔軟にReferer値を操作することができます。 意図がよくわからないReferer収集を行っているサイトに対しては、RefSwコマンドで Referer値を削除するとよいでしょう。 【補足】 SNSなどのクローズドな環境で構築されている足跡機能は Cookieを利用したものなので、Referer値を変えても安全化できません。 使用例:システム障害回避サイトAのページで表示する画像を、別のサイトBに格納するケースを考えます。 サイトBが、システムのバグや一時的な障害などにより、 他サイト(ここでのサイトA) からの画像リンクが使用できなくなったときに、 サイトBに送信するHttp-GetのRefererに、サイトBのページを指定することで解決できる場合があります。 こうした場合は、サイトAのページにアクセスするときにロードされるAntiAdフィルタに、 サイトBを対象としたRefSwコマンドを追加しておくと良いでしょう。 以前と同じように サイトAのページで、サイトBに格納した画像を表示することができます。 動作確認用サンプルページデフォルトのAntiAdフィルタの「geocities.jp.txt」に、次のRefSwコマンドが記述されています。 RefSw jtc-proserpine.tripod.com / http://{{HOST}}{{PATH}}.html これにより、他のページ、例えば geocities.jp にあるページから、リンクなどで jtc-proserpine.tripod.com にあるページにアクセスする際のRefererヘッダの値は、次のように置換されます。 (リンクが http://jtc-proserpine.tripod.com/img/sample.jpg だった例) 【置換前】 http://www.geocities.jp/jtc_proserpina/refsw.html 【置換後】 http://jtc-proserpine.tripod.com/img/sample.jpg.html http://jtc-proserpine.tripod.com/img/sample.jpg にアクセスしているので {{HOST}} は jtc-proserpine.tripod.com に、 {{PATH}} は /img/sample.jpg に 変換されています。 この動作を、実際のページで確認するには、次のページにアクセスしてください。 RefSw確認用のページ (http://www.geocities.jp/jtc_proserpina/refsw.html) |
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